DEE企画「サブカルチャーのデザイン」

| No Comments

DEE(認知科学会 教育環境のデザイン)では、今年度の認知科学会にて「サブカルチャーのデザイン」という企画を立ち上げました。

企画趣旨:
90年代の状況論のワークプレイス研究によれば、技術的な知識、情報は、組織図では見えないようなインフォーマルなネットワークの中に分散的に組織化されている。しかもインフォーマルなネットワークとは、固定的な分散認知システムというよりは、ネットワークのひろがり、コミュニティの混じり合いの中でダイナミックに変化する。

このようなインフォーマル・ネットワークの典型は、いわゆるサブカルチャーの中に見て取ることができる。さらに現代のサブカルチャーは、web2.0的なテクノロジーを取り込み、新しいネットワークの様相を見せている。よって、こうした現代のサブカルチャーの中に、テクノロジーを含む今日的な社会組織、知識形態、
学習形態を見いだすことが可能である。

以上をふまえて、DEE企画の本ワークショップでは、様々な「サブカルチャーのデザイン」に焦点を当てたフィールドワーク研究やテクノロジー・デザインを紹介しながら、社会組織=知識の形成のあり方やテクノロジー・デザインのあり方への新しい観点を探る。

企画者:有元典文・上野直樹・岡部大介

報告者:
・岡部大介(慶應義塾大学)
「腐女子」のアイデンティティ・ゲーム

・岡崎ちひろ・有元典文(横浜国立大学)
キャバクラにおける関係のデザイン

・澤田浩二・上野直樹(武蔵工業大学)
ライブハウスのネットワーク

・古沢剛・松村飛志・上野直樹(武蔵工業大学)
グラフィティのコミュニティとGoogleMaps

・上野直樹(武蔵工業大学)
wildfire activitiesのエスノグラフィー

指定討論者:
土橋臣吾(武蔵工業大学)

私も話題提供者の一員ですが、話者はみな、何らかのサブカルチャーを対象に、そして自ら参与しながら行ったエスノグラフィを行っている人たちです。「コミュニティを記述しながら実践している人たち」であり、「コミュニティを記述し分析する視点を常に考えている人たち」なので、

開始日時は現在未定です(9月3日か9月5日と大会プログラム委員より連絡あり)。おそらく、2時間半程度の枠だと思われるので、話題提供が20分×5で、残りが議論となると思われます。

会場は成城大学です。

サブカルそれ自体の実践に興味関心のある方々、エスノグラフィを行い、得られたデータをどう分析していくかに興味のある方、またはエスノグラフィのバックグラウンドスタディに関心のある方々、どうぞいらしてください。各話題提供者の発表内容については、まとまり次第ご連絡します。

Leave a comment