window traveling

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ケータイラボで一緒に調査や実践を行っている加藤文俊研究室の展示、window travelingに行ってきた。目黒の「やさしい予感」という古民家を改装したギャラリーで、小粋な展示の数々に刺激された。

研究会に参加しているので個々の制作履歴を知っているのだが、そのすべての完成形を目にすることができた。

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例えば川島史さんの「まちのマーチ」。極めて日常的な風景に見える商店街をまっすぐ移動する映像なのだが、すれ違うヒトやモノにそれぞれ特有の音を重ねる。人間の場合の音、自転車の場合の音、トラックの場合の音...それらのアンサンブルがまちのマーチとなり、当たり前の日常が音を通して再構成される。

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またOB展の大山徹さんの作品「NRTKO」では、東京の日常風景の昼夜の映像が、モニタの前に設置された東京タワー土産に仕込まれたセンサに反応して切り替わる。

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単焦点レンズにつきピントが手前の東京タワーにしかあっていないが、後ろのモニタに表示された「お昼の丸の内」が....

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フォトセンサを埋め込んだ東京タワー土産を手で覆うと「夜の丸の内」に切り替わる。

このwindow travelingは、あたらしいテクノロジーをてんこもりした作品を展示することが目的ではない。むしろ、誰でも使えるテクノロジーを使って、街をとらえなおす、街の再発見をうながす、街に対する新たな視点を構築する、そういったことを狙った展示になっている。

それゆえ対象となるモノ・コトにどれだけ愛着を持って、どれだけ丹念に記述し、どれだけ小粋で豊かに表現するかが強く求められることになると思う。私が見た限り、どの展示をみてもこれら全てがめいいっぱい詰め込まれている。

日常なんだけど、意外。そんな経験が目黒で実現されている。