July 2009 Archives

東京都市大学オープンキャンパス

DSC_0058.jpg


8月2日(日)と8月3日(月)に、東京都市大学のオープンキャンパスが開催されます。



オープンキャンパスでは、環境情報学科/情報メディア学科双方から8、9研究室がブースを出展して、また「ティーチイン」という高校生向けの短い時間の「講義」が予定されています。


--------------
情報メディア学科
--------------
小倉研究室:情報社会を支える次世代信号処理技術を創る

諏訪研究室:「安全・安心」、「快適」で人に優しい通信環境の実現

藤井研究室:あらゆる映像メディアのネットワーキングに取り組んでいます!!

奥平研究室:人と環境のコミュニケーションをコンピュータでサポート

横井研究室:快適で安全な情報環境をめざして

上野研究室:社会・技術的システムをデザインする

中村研究室:暖かみのある情報テクノロジーをめざして!
--------------


--------------
環境情報学科
--------------
中原研究室:消費者は破壊者か!?

伊坪研究室:ライフサイクルの観点から環境問題をみてみよう

宮本研究室:持続可能な都市づくり

室田研究室:都市環境の再生とまちづくり

史研究室:ユニバーサル社会の実現にむけて

佐藤研究室:途上国の視点を重視した環境教育と国際協力

田中研究室:緑地創成学ー失われた自然環境を取り戻す

宿谷研究室:心地よい建築環境は"省エネルギー"から
-------------------


あろうことか、ゼミでブースに出展します(そしてティーチインも担当させていただきます)。


私のゼミがオープンキャンパスで出展を許されるなんて、いつも冷静な判断をされる(学科主任の)奥平先生に何かあったのだろうか...たまたま何か食べあわせが悪かったとか...



それで、ただいま鋭意、エーイ、準備中です。PCでお見せするほどのコンテンツができないので、PCはあきらめて、...


ipod touchで展示やります!


ヤンエグっぽいです。ヤンバル エグ太郎です。豆腐ようが大好きです。

8人ですき家

DSC_0032.jpg


ゼミ室にいるとはらが減る。にんげんだもの。



誰かが「すき家はどうだろうか」と言い放ちやがった。私くらいの立派な給与所得者になると、20時にこんな提案をうけても、受けても、...そっこう雨の中買いにでかけた。


8個なので、事前に電話で注文をしてからにしようと思った。情報メディア学科の名にかけて、すき家センター北店の電話番号を検索しまくった。激しく見つからない 。



仕方なく店舗に行ってみた。電話番号を掲載していない理由が分かった。


作業が無限にはやい。


あっとういう間に8個のオーダーをつくりあげる。こんな効率のいい作業工程に、電話注文を入れてしまっては、相当非効率で「邪魔」だろう。あえて電話での事前注文を受けないようにして、効率を上げている様を目にした。


みんなで食うすき家って、信じられないくらいうまかった。たとえどんなに大金持ちになっても、みんなで食うすき家はうまいと思う。

豚の味珍

ゼミでの街探索を終えて、有志10名が横浜駅に集まった。目的は前期のゼミ打ち上げで、目指すは横浜狸小路の「豚屋」(=豚の味珍)。


DSC_0471.JPG


狸小路に来たなら選ぶはココ。激しく急な階段をのぼり、よい感じの狭い店内に陣取る。


DSC_0468.jpg


ここでは、豚のパーツを頭からしっぽの先まで食わせてくれる。といっても、あるのは頭、耳、足、しっぽ、胃、...。他のメニューは白菜ときくらげサラダ、豆腐ようくらい。


頭からしっぽまで2周して、さらに気に入ったパーツを追加し、白菜食ってビール10本くらいで一人1400円。良心的。


DSC_0472.JPG


さくっと1時間くらいで外に出たら、まだ明るかった...夏だね。

ゼミ13ぱつめ。

DSC_0034.jpg


みんなが集まるゼミとしては、前期最後。今後は夏休みにプロジェクトごとに個別談義。半年あっつう間だった。何回か外に展示を見に行ったりしたけれど、もっといろんなところに出かけられれば良かった。


夏以降はまずはガンプラ工場見学に行こう!



今日のゼミでは、ゼミ生がフィールドワークとして神奈川に散った。Podwalkをやっているグループの企画で、Podwalkのスポットを探しまく(って、プラスちょっとした課題にこたえ)るというもの。


選ばれたスポットに、プロジェクトのグループが実際に赴いて、音源をとってくる(はず)。



保土ヶ谷区の和田町で8月末に夏祭りがあるみたい。今まで知らなかった...行ってみよ。

神奈川県教員研修

善行にある神奈川県総合教育センターで、「メディア・リテラシー研修講座」を担当してきた。



昨年度も慶應義塾大学の加藤先生と担当させていただき、今年で2年目。神奈川県内の小、中、高、特別支援校の夏休みの研修コースの1つ。


午前中にメディア・リテラシーに関する講義を40分×2。午後は1グループ4-5名で60秒から120秒で「お題」に沿った映像を作成するという実習。


「善行」、「国道」、「カレンダー」、「夏休み」、「思い出」、「デート」のお題の中からグループで1つ選び、グループワークを経て実際の撮影へと散ってもらう。



当日は結構な雨だったので、屋内のみの撮影でいけるネタが多かったけれども、雨の中頑張って外に出かけてくれたグループがいくつかあった。出かけたからこそ、歩きまわったからこそ見えた/分かったコトが映像におさめられていて、感動。



昨年度は同じ課題をSFCを会場にして行った。SFCは、当然、研修に来られる学校の先生方にとっては「アウェイ」で、映像にもその「アウェイ」感があらわれていた。


SFCは比較的オープンなキャンパスだけれども、やはりアクセスできる範囲(アクセスしていいかどうかが明示的な範囲)が限定的で、そういった場の認知の仕方が60秒前後の映像に反映されていた。


でも、神奈川県総合教育センターは、先生たちにとっては「ホーム」なんだということが映像からムンムン伝わってきた。圧倒的にアクセス可能な範囲が広く、「こんなとこまで入っていいんだ...」というところまで映像にあふれていた。


研修で何度か来ているところではあるのだろうが、映像って、否応なくその場と撮影者との関係性だとか、認知の仕方が端的にあらわれて、あらためて興味深いと思った。

文化環境フィールドワーク

情報メディア学科2年生向けの「文化環境フィールドワーク」。半期の授業で、ついに最終発表会!


半年間、主に自分たちの趣味や嗜好、活動範囲などからテーマ設定をして、実際にその活動の「サイト」に赴き、データを収集しながら知見をまとめる。フィールドワークの基礎的な部分を演習形式で行う授業である。同じ名前で、2限と4限に開講。



テーマ設定が多岐にわたっていて面白い。情報メディア学科の縮図のような感じがする。


2限
・街(アキバと原宿)と消費行動
・秋葉原でのライフログからみる、「一般的アニメファン」と「熱狂的アニメファン」の相違
・アキバの境界線
・人はなぜゲーセンに集うのか?
・都会(東京)と地方(山梨)のイメージ
・居心地のいいキャンパスとは:早稲田、青学、都市大のキャンパス周り比較
・メイドカフェ実態調査
・大学生の心地よい場所
・怖い街:新宿歌舞伎町、横須賀ドブ板通り、横浜寿町、黄金町
・渋谷にいる人の生態
・食生活ライフログ
・ニュータウン:多摩ニュータウンと港北ニュータウンの比較
・ipod利用から見る都市大生
・お年寄りの街、巣鴨


4限
・デートスポット調査
・野球vsサッカー
・地域別高校生の着こなし:渋谷、横浜、川崎
・大学別女子度/ひもの度:青学、法政、都市大etc...
・地域別エコ意識:千葉と横浜
・ロケ地
・男女の文化差
・秋葉原とお茶の水
・日本の観光地:浅草、お台場
・路上パフォーマー:東京、横浜
・アキバの多様なイメージ
・街と音楽
・桜木町のおもてとうら
・人はなぜオンラインゲームにはまるのか
・待ち合わせ場所ってこんな場所:六本木、渋谷、新宿
・メトロ in レトロ:六本木
・待ち合わせ場所の特徴:ハチ公前、モアイ前、109前
・飲んだくれの街:新宿しょんべん横丁、横浜狸小路、吉祥寺ハモニカ横丁etc..
・巣鴨を楽しむ!



17日と24日の2回に分けて、また2限と4限があるのだけれども、代表して一番最初に行った17日の2限の発表のレビュー。


DSC_0332.JPG


このグループはアキバ系の男子と渋谷原宿系の女子の混合。そんな4人が好きな街は、消費スタイルと不可分。面白かったのは、アキバ系男子の部屋とアキバの街並みに差がなさすぎること。個室と街が溶け合っている感じがした。


DSC_0335.JPG


同じくアキバ系グループ。アキバのイメージと、実際に行ってみた印象とで、アキバに境界線を惹いてみよう!という実践。


DSC_0337.JPG


このグループには、山梨(地方)から通っている(!?)学生さんがいらしたので、その山梨と東京と、千葉(郊外)などの街の比較。下妻物語、木更津キャッツアイ的シンボルのジャスコの景観は、今日の山梨ではドンキホーテが保っているようにも思えた。


DSC_0341.JPG


アキバのメイド喫茶の老舗(メイリッシュ)と、最近の亜種のメイド喫茶に直接乗り込み、可能な限り記録するメイド喫茶実態調査。


DSC_0342.JPG


相当イケてるメンバー。テーマ設定のセンスもさることながら、その「色物」のテーマに対して、とことんくそ真面目に、丁寧に、時間をかけて、かつ楽しんで取り組んでくれたため、フィールドノートはじめデータの量が抜群に多い。


DSC_0348.JPG


フィールドノートがサイトに明確にまとめられており、メイド喫茶+メイドの動画をニコ動にアップしたものも貼っておいたら、それに激しくコメントが流れていて笑った。


多様なデータと時間をかけたまとめ作業から導きだされるプレゼンは、非常に完成度が高かった。


DSC_0351.JPG


主に都市大生の心地よい場所調査。...をやろうと思ったら「自室」にたどり着いていた。面白い。部屋にある趣味の領域が開示されたら激しくユニークになる。


DSC_0353.JPG


イケメンまみれのグループは、渋谷でギャル男(とギャルとオタクとおしゃれさん)調査。ギャル男が集まる109-2に行き、完全な「異空間」を経験してきたとのこと。ギャル男の友だちを追尾し、渋谷の中で彼らがアクセスする場所、彼ら、そしてそれぞれ(ギャルとオタクとおしゃれさん)の生態系を浮かび上がらせる。


DSC_0358.JPG


食卓を2週間、朝昼晩とモブログし続けたグループ。自宅生だからといって食卓が充実しているわけではなく、パッケージ化されたおかずを、家族個々人が各々の時間で食している様も見て取れた。現代の「家族」がどのように維持されているかが分かる。



以上。これでまだ1/4程度しか記載できていないけれども m(_ _)m 2限も4限もとってもクオリティが高く、個々の面白いネタに対して真摯にくそ真面目に取り組んでもらえたので、非常に楽しいプレゼンの時間となった。

ゼミ12はつめ。

「ネトゲ廃人」


MMORPGにおいて、...ひとつのゲームに重度にのめり込み熱中するプレイヤーの事を、薬物依存症による廃人になぞらえて「ネトゲ廃人」ないし「オンラインゲーム廃人」と呼ぶ事がある。(wikipediaより)



オンライン(Web)とオフライン(リアル)の関係に興味を持って、オンラインゲームで遊ぶ機会の多い学生にラフに話を聞きたいと思った。


「ネトゲ廃人」がいたらいいのだが、廃人レベルになると、なかなか決まった時間のゼミに出てくることは難しいかもしれない。


ゼミ内で聞いてみると、廃人にはなっていないものの、「ネトゲでかなり遊んでましたよ」という人は存在する。「いないかな」と思ってすぐそばにいるから素朴な驚き。



彼は地方の出身で、大学よりも高校生の頃によく遊んでいたとのこと。


その当時の話(と今のネトゲ生活の話)を聞いていくと、ネットでの生活は、ネットだけに閉じているわけではないことが見えてくる。


放課後、帰宅部仲間で誰かの家に集まり、「だべったり」、お菓子をむさぼったり、対戦ゲームなどをして遊ぶ。18時過ぎには帰路につき、自宅で夕食。その後の20時頃からの時間をどう過ごすかと帰宅部仲間で考えた結果、ネトゲ上で会うことになったらしい。



単純にはオンラインゲームに惹かれて帰宅部仲間で始めたのかもしれないが、ものすごいコミュニケーションの連鎖である。


学校で顔をあわせ、放課後も遊び、夕食後もオンラインでつながっている。オフの空間でもオンの空間でも、ほとんど区別無くコミュニケーションに参与している。


こういったいくつかのオンとオフでのコミュニケーションに関する語りが得られた。


「ネト充」でありながら、もしかしたら「リア充」でもある。オンとオフがフラットで、そこではコミュニケーション欲求が解消されている。


もちろん全てのオンラインゲーマーがそうだという訳ではないだろうが。



また、ネトゲ上で初対面のプレイヤーとコミュニケーションをとる際のエピソードも興味深い。


例えば、ゲームの戦いの場にリアルにも知っている友だちどうしで参与していると、見ず知らずの人がうまい感じで魔法を使ったりしながら支援してくれることがあるとのこと。


その支援の先には、新たな仲間関係形成の可能性がある。一人でプレイしていて、例えば仲間を増やしたいプレイヤーは、まず、他のプレイヤーに武具や魔法を提供したり、もしくは戦いの支援をしたりする。


こうしたまずgiveした上で、「よかったら仲間になりませんか?」と尋ねてくる。


至極当たり前の社会性を、オンラインゲーム上で目にすることになる。もちろんこれまた全てのユーザーにあてはまるわけではないけれども、ネトゲのコミュニケーションやマナーの大半は私たちがよく見慣れた社会的実践と全く変わらない。



オンとオフの空間とは、実はフラットで、ネト充だとかネトゲ愛好家といった人たちは、実はそういったハイブリッドスペースでコミュニケ―ションしている人たちなのかもしれない。


#そして今となっては、ネト充ならずとも多かれ少なかれ、多くの人の情報環境はオンとオフに開かれていると思う。


ヨコジン

DSC_0224.jpg


環境情報学科の久保哲也先生を取材しているところを取材。


久保先生にインタビューしているのは、ゼミの3年生。主に東京都市大学環境情報学部の学生が読むための、学生目線の記事をかき集め、(おそらく)週刊でメールとwebで配信していくというプロジェクト。


5月頃から構想を練って、慶應のSFC CLIPや、未来大のfuntennaなどなどをお手本にしながら、サンプル版を作っているところ。同時に、学年、学科を超えて人集めも展開中。



その週刊メール/webマガジンのコーナーの1つとしてあるのが「教員紹介」。その第1号として久保先生のところに取材に行くというのでくっついていってみた(久保先生、ご協力ありがとうございます!)。


DSC_0233.jpg


サンプル版へのダメだしを経て、小規模な範囲で2カ月くらい刊行の「練習」をしてみて、秋頃から正式に発刊開始の予定。記事としては、学内外の各種関連イベントの紹介やレポート、大学周辺の飲食店中心の地域情報、脱力系の特集などが想定されている。



「練習」の結果うまくいかないこともあるだろうけれども、ブログにも宣言しちゃったし、やろー。

印旛

休みを利用して、ケータイ研究やオタク研究を一緒にやらせてもらってきたmimiさんのところに遊びにいった。


mimiさんはLAが拠点なのだけれども、夏の間は、毎年Joiさんのところ(印旛)に滞在している。毎年のように印旛まででかけて、近所の森での昆虫採集や「草ぶえ公園」などで一緒に遊んでもらっている。



11:30にカブトムシを捕獲しようとしてもムリな話だけれども、森林浴や昆虫観賞は非常に楽しい。また、ふらっと立ち寄る草ぶえ公園で昼ご飯を食べようとふらふらしていたら、たまたまそば打ち体験が行われているのを発見。体験1000円で2-3人前ということで、勿論参加。


DSC_0288.jpg


小生人生初のそば打ち体験。マンツーマンでそばをこしらえていく時、ガイドしてくれる方はその行為のひとつひとつについて「意味」を教示してくる。これは、料理本をたよりに調理するのとは大きく異なる。


例えば、「中心にへそをつくるようにそば粉を練る」とガイドされても、それを実施する私の体験は、私の視野範囲のみでの話。でも、隣で(間をもたせるために)いろいろと「どうしてそれを行うのか」とか、そば打ちには一見直接関係ないような、そば職人の日常や苦労までガイドされると、私の体験が膨らむ気がした。



茹で上げていただいたそばはきしめんのようではあったが、うまかった。

レイジングハート * AR(Augmented Reality) 拡張現実


twitterでのつぶやきで知った。おもろい。

Yokosuka Navy burger

DSC_0217.jpg


三浦一族のガイデッドツアーの後、汐入駅に抜けてみんなでネイビーバーガーをはぐはぐと頬張った。どでかいダイエーそば、ドブ板通りに入ってすぐの「サーフタコ」。


ブリトーやタコスなどメキシカンも食することができるので心躍ったが、当初の目的通り、どでかい肉汁満載のネイビーバーガーにかぶりついた。マスタードを無限に口内に注入しながら。



ネイビーの後は『エヴァンゲリオン:破』を観賞。零号機、初号機、二号機が第三東京市の市街地やネルフの建造物を走り抜けるシーンに昂揚し、相変わらず面倒くさい親子関係に悶絶し、肉の入った手作り弁当に手をつけない遊びをしたくなった。


帰りはドブ板通りで10分間トリップ体験をして、駅前の焼き鳥屋で無限にレバーをおさめて解散。

ゼミ11ぱつめ。

DSC_0197.jpg


鎌倉時代前後の歴史で重要な位置を占め、源頼朝の旗揚げにも大きく寄与した「三浦一族」。ゼミの1つのグループは、この三浦一族の史実を舞台にした「物語(再)構築」を目指している。


勿論歴史の専門家ではないので、史実はあくまで舞台で、そこからどう妄想して物語を「拡張」し、「遊び」や「コミュニケーションのためのコンテンツ」として再構築していくかが狙いとなる。


「レキジョ」向けということも中心課題の1つとなる。



書籍やNHK大河ドラマ『草燃ゆる』(1979)を観ながらある程度の「予習」をして、横須賀市観光ボランティアガイドの方々にガイドツアーをお願いした。


そのガイドツアーに、プロジェクトグループを超えて、ゼミの約半数で参加。14:00-17:00の3時間のコースでお願いした。



JR衣笠駅集合で、まずは衣笠城址を目指す。雨の中切り立った断崖を抜け、(戦のための「城」として機能していた)「本陣」を目指す。


ガイダンスがなければ単なる「広場」や「岩穴」にしか見えないモノも、そこに意味が重ねられると強い興味がわいてくる。場の意味が透明になると、現実の見え方が変わる。



DSC_0156.jpg


敵兵に容易に攻め入られないよう、「山城」は断崖にそびえ、そのため急な坂道を下りながら、三浦縁の満昌寺、近殿神社、薬王寺、清雲寺、腹切松公園を中心にガイドしていただく。


DSC_0176.jpg


満昌寺には三浦義明の坐像が鎮座していた。国の重要文化財であり、中学の歴史の資料集でお目にかかった坐像と初対面。その三浦義明が、負戦後密かに城を脱出して切腹をはかった松の大木。今は普通の街中の公園となっている。


普段着の中にある歴史を通して、意外な日常を垣間見る経験は激しく楽しい。

東京都市大学 オープンキャンパス 2009

DSC_0116.jpg


8月2日(日)と8月3日(月)の2日間、東京都市大学のオープンキャンパスが開催されます。環境情報学部のある横浜キャンパスでも両日開催します。


http://www.tcu.ac.jp/sp/2009/op/index.html



今年度、オープンキャンパスで研究室の展示をするようお達しがあった。単にパネルではなくって、「来て見て触って」楽しめるようなもの、それでいて都市大で学ぶことの良さが伝わるような展示。


来た球は打たないといけないので、この2-3週間は展示内容を精緻化し、準備に時間を割り当てよう。


日々悶絶しながらゼミ生と相談事を進めています。
#ゼミ生のみなさん、ムチャぶり含めてお願いごとが多数でてくると思います。よろしくお願いいたします。



あわせて、来場者に15分間レクチャーする「ティーチイン」も、うれしはずかし参加します。私が高校生に何か研究のことを話しても大丈夫なのだろうか...

「ベネチア大作戦 2009」in 吾妻橋

DSC_0113.jpg


wahの展示を見た後、ベネチアビエンナーレの現地報告をいち早く動画とともに伝えてくれる 「ベネチア大作戦 2009」に行ってきた。会場はアサヒビールのアートスクエア。


ベネチアビエンナーレの展示を、3人が撮影してきてれくた映像とともに述懐してくれるのが嬉しい。映像に重ねられる3人の四方山話がかなりいけてる。


またビエンナーレのオープニングの日に、ずっーーーーーと会場で日本のアニソンを歌う、ただそれだけのパルコキノシタさんのパフォーマンスも目にすることができた。



会場では、eat and art taroさんの冷製パスタも提供されていた。うまー。


無限に魅力的な方々で、協働的な取り組みができたらと切に願う。



トークセッションをホンモノの4.5畳のタタミに卓袱台で行うというスタイルが非常に参考になった。是非真似したい。

wah:「すみだ川のおもしろい」展

DSC_0078.jpg


浅草駅から歩いて5分、墨田区役所1階で開催されているwah「すみだ川のおもしろい」展に行ってきた!


知人に教えてもらって知り得たwahの存在。web上で見た「おもしろい」の具体物のいくつかが、惜しげも無く展示されている。嬉しくて小躍りしてしまう。


制作物を見て、映像を見て、徹底的にくそ真面目に具体化することが、こんなにも人を感動させられるのかと心底驚いた。


DSC_0112.jpg


wahは、街の人々から集めた「すみだ川でやったらおもしろいこと」を、とにかく具現化してしまう。例えば、誰かが考えた「隅田川で湯船」。


DSC_01010.jpg


wahのアイディア検討会を経て、採択されたら、資材を集めて制作にかかる。そしてほんとに船の上にとりつける湯船をつくってしまう。


DSC_01080.jpg


そして、実施日を決定し、実際に湯船と湯船につかった人が隅田川を流れていく...その実施日の映像を墨田区役所の展示で目にする事ができる。


#ちなみにこの湯船、展示が終わったら解体されてしまうらしい。材料費分で譲渡が可能とのことで、買い取りしてくれる人を探していた。



他にも例えば、「隅田川でゴルフをする」。


DSC_0092.jpg


芝が植えられたコースが造船され、実際に川を下りながらゴルフが実施される。当日の映像も秀逸で、川沿いを散歩する人、住人、橋の欄干からゴルフに見入る人など、周囲の人々をアートに取り込んでしまっている様子がよく分かる。


DSC_0093.jpg



DSC_0106.jpg


会期中アイディアを会場に置いて帰る事ができる。相当数の「すみだ川のおもしろい」アイディアの中で目を惹いたのは、以下の「カツアゲされている」。〜されている、と進行形である点で非常に心うたれた。


DSC_0105.jpg

「裸」の機内安全ガイド

機内で放映される「安全ガイド」を、どれだけの乗客がガン見しているだろうか。


=乗客の視線を集める「安全ガイド」をデザインするにはどのようにすればよいだろうか。



NZ航空が制作した安全ガイドには、制服ボディペインが施された「裸」の客室乗務員やパイロットが登場。確かに、アートイベントでも何でも「裸」を用いたものは確実に見るかも。

鳩の街


大きな地図で見る


東京都内に「トリップ」可能な場所は多々あるけれど、10分位の短い「トリップ」は心地よい。


DSC_0006.JPG


東武線曳舟駅から飲み屋ひしめく路地を抜けて、国道6号線を渡ったところにある細い路地の「鳩の街」に行った。秋以降のフィールドワーク先の下見が目的。



鳩の街は、都内でも希有な「下町」が残るエリアで、「色町」の残り香を経験することができる。300mくらいの商店街と、そこから左右に広がる細い路地が魅力である。特に、同行した学生(20歳)にとっては異空間にも思えたようで、激しく無口になっていたのが印象的だった。


DSC_0015.JPG


色町の名残は、建築物に確認することができる。例えば柱や外壁のタイルデザイン。これは大正後期から戦後期までの色町建築に特徴的なものである。また建物の入口のデザインや窓手すりにも残り香をみつけることができる。「意外な日常」がそこかしこに存在する。


DSC_0022.JPG


例えばこのようなタイルデザインが施された建物は、もともと娼婦らが住み込みで働いていた、というか娼婦のアパートだった。色町として最も栄えた時期は、永井荷風はじめ山の手から猛者が押し寄せたようである。



鳩の街は昭和の色が非常に濃くて、私の幼少期の記憶と重なるものも少なくない。それに色町建築も重なることで、単なる街歩きではなく、東京における10分間の「トリップ」体験となる。


DSC_0005.JPG


このエリアは、アーティストにとっても魅力ある街のようで、気鋭のアーティストが集まり住んでいるとのことである。軒下に水琴窟が設置さられた店舗もいくつかあり、これも若い人が仕掛けてまわっているようである。



鳩の街には、娼婦が「営業」に出かけた「カフェー」が残っている。そこは、特定の男の妾になっていない娼婦、時間があいた娼婦などが集まり、男客との交渉の場として機能していたようである。


DSC_0011.JPG


その「カフェー」だったのかどうかは分からないが、鳩の街の中で「普通のカフェ」を4-5軒目にした。



ひとしきり歩いて街を見て周って、一度腰を落ち着けて休憩しようということになった。鳩の街の「カフェー」に入ってみたかったが、学生さんの「どう振舞うべきかが自明な空間」に行きたいという表情を目にする。なので駅前のファミレスに入店。


ゼミ生らに「東京で好きなところ」を尋ねると、お台場や渋谷の名があがる...んだからロイヤルホストに入店したくなる気持ちがよく分かる。


彼らの視点によれば、鳩の街は中高年層の勢いが無限に強く感じたようで、彼ら(20歳)が「目立って」しまっている、そんな感覚を得たようである。


また、「茶髪が少ない街」という印象を受けたようだ。ヤンキーもいない。ヤンキーや茶髪と街ですれ違わないこと、これが実に不思議な感覚だったとのこと。街を眺める上で面白い観点だと思う。



補足:


DSC_0071.JPG


鳩の街と並んで、玉の井もまた色町として栄えたエリアである。ただしこちらは色町建築が数多く現存しているわけではない。その一方で、路地マニア垂涎の入り組んだ路地が惜しげもなく張り巡らされており、曲がり角のたんびにネコがこっちを向いて座しているのが印象的だった。

ゼミ9はつめ、10ぱつめ。

matsubara.jpg


誰かが歩いた「まち」の音風景を、時間を違えて誰かの耳に配信する。


そんな「ポッドウォーク」の表現に魅力を覚えたゼミの3年生が、ICレコーダー片手に(横浜市保土ヶ谷区の)松原商店街に乗り込んだ。



話し手は、「まち」を音で表現したり、アーカイビングする企画に取り組んでいるゼミの3年生グループ(♂)。街歩き=簡単なフィールドワークを実施して、自分たちなりに「面白い」と思った場所を見いだしてから、再度歩いて語りの音源を取得する。


当初はポッドウォークでいこうとしていたようだけれども、ファイルには編集が加えられている。なので、ポッドウォークというよりも、「まちなかポッドキャスト」のようなものだと思う。


松原商店街のポッドウォークファイル→matsubara.mp3



20歳の健康な青年らが、かなりゆるい歩調と目的とともに商店街を切り写していく。誰に頼まれたわけでもないのに、自分たちの足跡や視点をダダ漏れして、覗き見可能な状態にしている。そんな音源。


現地で聴けば彼らの歩調と重なってくるだろうし、また現地に行かなくとも20歳の健康な青年の視点でまちを経験することになる。そういった「まち」の記述やアーカイビングにはどのような可能性があるのか、動きの中で考えてこ。