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『音が描く風景/風景が描く音』

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三宅航太郎さんから情報をいただき、横浜市民ギャラリーあざみ野で開催されていた『音が描く風景/風景が描く音』に行ってきた。



すごく良かった。


音、特に環境音を通した拡張現実「感」の演出がすばらしかった。1Fのメインは、「点音(おとだて)」。あざみ野のいつくかの「場」にたたずんで耳をすまし、そこでの音を楽しむもの。


あざみ野点音マップが展示されていたが、これは制作それ自体がものすごく楽しそう。ポッドウォークとは異なる、環境音の採種とその表現に関して、いたく刺激をうけた。



ギャラリーの2階には、「音を通して記憶の風景を呼び起こす作品」や、「日常に潜む『見えないもの」』への想像を喚起させる作品」。バイノーラルマイクで録音されたとおぼしき雨音や、浜辺と水中の音、またはアンプリファイされた砂時計の音...。「そこにある音」を、どのように持ってきて、ギャラリーで表現し、拡張現実「感」を喚起させるか。その点で非常に勉強になった。



行ってよかった。


大学からほど近いのだから、ゼミ生を連れて行くべきだった。激しく後悔。

Fake it!

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文化庁メディア芸術祭ネタ。電気グルーヴの『Fake it!』。

日々の音色

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文化庁メディア芸術祭でも大賞を受賞されている、『日々の音色』、ステキ。

シッカイ屋インターンゼミ

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東京アートポイント計画のインターンプログラム『シッカイ屋』に、講師としてお招きいただきました。


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「東京アートポイント計画」では、アートによって地域や社会の文化パワーをイノベーションする専門家を「シッカイ屋」と位置づけ、アートポイントを自ら作り出し、企画・運営することのできる人材として育成します。

(東京アートポイント計画webサイトより転用)
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私の回は、ワークショップ形式にさせていただいた。慶応義塾大学環境情報学部の加藤文俊先生が行っている、フィールドワークスタイルを模倣させていただき、「短期間の北千住フィールドワークを通して得られた知見を、模造紙のポスターにまとめる」という課題でワークショップを実施した。




時間はトータルで4時間。最初にちょっと講演、最後に発表やポスターセッションなどもしたいので、フィールドワークはわずか1時間。制作に1時間半。うまくコトが運びますように!と祈願していたが、そんな心配はどこ吹く風。シッカイ屋の「場づくり」に驚いたしゾクゾクした。



どういう「能力」をシッカイ屋でデザインするのか、それは参加者の方々とディレクターのお仕事だと思う(私の仕事でもあるけれども)。そしてそのお仕事の結果可視になっている「能力」に、しびれた。


開始30分で、受講生がマイクを持って思いついたフィールドワークの目的やエリアについて語りだす。北千住のまち観察のテーマ設定をしながら全体で議論が「ぐわん」と動く感じ。これはうまくいかないわけながない。大学の授業にも、この場作りの手法を取り入れるべし、と思い、シッカイ屋アートディレクターの下山さんの技をメモ。


下山さんの動向を見ていると、このハイパフォーマンス産出環境が、参加者個々人のタレントに拠る所に加えて、場で希求され、可視化すべきその「能力」のデザインにあるのだと思った。百マス算数のドリル的能力とは明らかに異なる、場に依存した発揮すべき能力。それをデザインしているように見える。



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さて、さっそく北千住のまちへフィールドワークに出向く。


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北千住というまちは、ワークショップの場として適していた。どでかい商店街は魅惑の格安お総菜屋などで埋め尽くされ、フランチャイズ店舗とも対等に競い、共存している感じがした。往来する買い物客も、チェーン店と土着的な店舗の混在郷をうまく活用している様子。


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商店街の店舗にインタビューをかけてもらったり、駅前で定点観測を行ってもらったり。



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1時間の、超限定フィールドワークを行っていただき、それを模造紙にポスターとしてグループごとにまとめていく。持参した小型のプリンタ、ポストイット、ポストカードはじめ各種紙とペンが机の上で乱舞する。



たとえば、あるグループは、ほんの1時間しかない調査時間の2/3を、良質なジジイのいる店舗で消費することになった。ニュータウンだと1店舗/10店舗位の出現確率だが、北千住の(話の長い)良質なオヤジ店主率はまだまだ高い。


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そして、とにかく何が何でも90分でひとつのポスターをつくりこむ。写真の印刷に時間がかかるので、分業をしながら、フィールドワークにオチをみいだし、短期間みっちり集中していただく。



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あるグループは、北千住駅前のストリートミュージシャンや、たむろする人々を調査。そのグループによれば、ストリートミュージシャンは地元民ではなく、千葉や埼玉の北方から遠征してきている様子。そして観客は地元民。ストリートミュージシャンの演奏場所に関するヒエラルキー、おそらく健在。駅前定点観測データも含めて、その様子をポスターにあらわす。うまい。


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別のグループは、北千住では有名らしい86歳の「アーティストおばあちゃん」に関するリサーチをポスターに具体化。



進行しているこちらが楽しめるワークショップが、当たり前だが私にとっては楽しい。今回は本当に楽しかった。動きが違う、できばえが違う。紙の消費量がはんぱない。



そしてプログラム後、打上げを北千住駅付近の赤提灯とガールズバー等が立ち並ぶピンク街のお店で。注文様式が秀逸。


私「えーと、まず、」


店員「千寿揚げがいいよ」


私「じゃあそれで。あとは、」


店員「ポテトサラダすぐでるよ」


私「あ、それも、あとは、」


店員「ナンコツ焼きがおすすめ」


私「...はい」


...これがデフォルト。


日常/場違い展

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おしょくじの創始者、そして中川おしょくじをも牽引して下さっている、アーティストの三宅航太郎さんと中川でおしょくじ!を実施。午後からの予定をうかがうと、神奈川県民ホールの『日常/場違い』展に出向くとのこと。


アーティストの方とアートイベントに行けるチャンスはめったにない。急遽ゼミ生を誘い出し、ぞろぞろと関内へと向かう。webで案内を見ては「楽しそうだなー」と思いながら、なかなか出向けずにいた展示。三宅さんがちょうど良い刺激になった。多謝!


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激しく刺激的な展示だった。県民ホール外には、ぐるんぐるんまわるはずの車が。パフォーマンスの日ではなかったので目にすることはできなかったが、youtubeでも十分異様さが伝わってくる。大音量の演歌とともに、ぐるんぐるん。




展示はどれも秀逸。


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木村太陽さん。プリクラブース?にも見えるカーテンに、マネキン女子高生たち。かがんで鑑賞するもよし、...


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そばでまったりするもよし。



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佐藤恵子さん。木々に降り注ぐ光のスジのように見える。切り株のまわりに埋め込まれているのは乾電池やマザーボードなど...



映像作品も豊富で、かなり刺激を受けた。実り多い1日。このあと、BankARTで藝大の卒展までも鑑賞するフルコース。BankARTの池田さんまでご紹介いただいた。あんな場所で展示ができたらな...

パルコ鍋

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まち見世のパルコキノシタ展『モンスター』準備中。


墨東まち見世では10/31から、アートスポット鳩やにてルコキノシタさんの消しゴムアート作品のワークショップが開催される。


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パルコさんのマネージャー伊藤さんの消しゴム作品をみせていただく。ヒノデワシという、まち見世エリアにあるゴム会社から消しゴムを提供してもらって、子供と一緒に内的な『モンスター』を創る。


また、6畳間の「鳩や」を一面覆い尽くす絵を制作中とのこと。



その打ちあわせとして、パルコ鍋が開催された。最後には『おしょくじ』グループも大勢集まり、12人での鍋パーティとなった。今後も毎週土曜日は鍋が開催される予定。


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西田シャトナー おりがみ展/22.5度の宇宙

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ゼミでかかわっている墨東まち見世@向島。そのロビーで、演出家・西田シャトナーのアート世界が展開されていた。


それは、折り紙。


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恐竜、昆虫、SFクリーチャーにいたるまで、1枚の正方形を、まったくきらずに織り上げる常識破りの超精密なオリジナル折り紙。


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バルタン星人、カブトムシ、クワガタムシ、鯨、翼竜、プレデター、クモ、スパイダーマン...などなどが、折り紙の展開図とともに展示されていた。高精細すぎ。


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会期中、その場でおりがみアートを制作していたから面白い。



販売も行っている。1体1万円から30万円。欲しくなって、ためしに翼竜の値段を聞いたら4万円。鯨は「失敗が少なくなってきたから」という理由で1万円。


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プレデターは4万円。


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展示と思って観に行ったら、「売っている」ということを知る。「買うことができる」と思うと、アートの見方ががらっとかわる。


自分だったらどれを買って、どこに置こうか、ということをひたすらに考えながら観賞することになる。ただ単に、「ふーん、すごい」という視点ではなく、非常に具体的な観賞に移行したように思えた。


この「視点」の移動は、非常に面白い経験だった。


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ヤンエグはこだてへ

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あ"ーーーー。行った行った、確かに行った。函館行った。先月行った。街は奇麗だし、食い物はハゲウマだったし、南部先生、美馬先生、岡本ゼミの学生さんには無尽蔵にお世話になり、至れり尽くせりの集中講義だった。



はこだて未来大学での集中講義は、14日、15日、16日の3日間。グルワに取り組んでいただき、個人課題にも従事してもらい、なんとか様々な方々のおかげで3日間過ごす。


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初日のお昼ご飯。南部先生が調達してくださったはこだて未来大学そばの寿司ランチ!1パック500円は驚愕の値段。500円のレベルじゃない。うまい!


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14日夜に食した函館山麓の中華屋「うじうじ」も華々しい。量も質もよく、函館でこんなにおいしい中華をラフに食すことを全く想像していなかったため無限に感動。


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そして、去年から2年連続行っているヤンエグ寿司屋「梅乃寿司」。昨年度南部さんにご紹介いただき、その驚愕の寿司のうまさに、また今年もお邪魔した。1年ぶりの穴子、ほっき、中トロ、タコ...。


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さんざんたらふく呑み食いして、一人7000円程度。そりゃ高いけれども、同じ質/量を東京神奈川で食おうとしたら、桁が変わるはず(ヤンエグなのに都内でそんなもの食べたことないから、勘で書くしかないけれども)。



最終日、岡本ゼミの学生さんに連行していただいたスープカレー屋も秀逸すぎた。また来年もお声かけいただけたら、函館市内を同じルートで食して廻りたい。ヤンエグなので。


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教育心理学会

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毎年シンポジウムなりポスターセッションなりで参加している教育心理学会。今年は静岡大学で開催された。静岡駅周辺は、『静岡おでん』の屋台街や、狭い横丁も点在していて、赴きのある街だった。


主には共同的に研究、執筆活動をさせていただいている、横浜国立大学の有元典文先生のゼミと行動をともに。


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共同研究をしている郡司さん(横浜国大M1)と、お世話になっているネトゲ廃人(旧)の松田さん。どういう行為をなすことで、わたしたちは「恋愛感情」という不可視のものを相互行為上実体化しているのか、というテーマ。


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白百合女子大学の亀井さんから、「恋愛感情」や「性欲」が道具的に使われる集団をフィールドにしてみたら、とコメントをいただく。もしくは宮台さん的「制服少女攻め」で、社会問題からスタートしてみると、論旨が分かりやすいかもしれない、とコメントをいただく。


クラブ、キャバクラなどは、恋愛感情の出し入れが商売道具なわけなので、格好のフィールド。または、恋愛感情を噴出させるような文脈ではないだろうけど、合コンなどでのコミュニケーションもデータになるやもしれない。



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学芸大学博士課程の漏下先輩のポスター発表。


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久しぶりに会う方々と近況を交換することも、学会のたのしみ。

ショートコント『こんな狭いところで座頭市』

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墨東まち見世2009」の開会式が、キラキラ橘商店街で開催されたのでゼミ生5人と参加してきた。



キラキラ橘商店街のお店のお惣菜が並ぶ壮観なテーブル。ぎょうざ×3店舗、漬け物、イナゴの佃煮、唐揚げ、ごぼうサラダ、卵焼き、厚揚げ、がんも...。


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各お総菜は、テーブル中央の商店街マップとひもづけられている小粋なデザイン。


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ちょこちょこと、いろんな方々にご挨拶させていただいたり、遅れてくる人たちを駅まで出迎えにいったりしていたのですべてのパフォーマンスをみることはできなかった。私がみることができた中で、私の心を強く打ったのが、ミラクル☆パッションズによるショートコント『こんな狭いところで座頭市』。


涙がとまらなかった。


「舞台としては狭い」空間で座頭市をやるという意味にとった私は、本当にセンスのかけらもない凡人だ。舞台に登場したのは、スーパーなどで段ボール箱を運搬するためのゲージ。


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そしてミラクル☆パッションズのメンバーが入っている。


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布で覆われ、軽妙なBGMにあわせて、3人が着替えをはじめる。


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...そして、このショートコントをみたい人は、このコンテナの中に入り、超至近距離で(『こんな狭いところで座頭市』を)鑑賞することができる。ミラクル☆パッションズの2人のわなわなとした小刻みな震え、アレンジのきいた台詞、汗臭さ、すべてを感じ取りながらの、コンテナという『こんな狭いところで座頭市』。


しかも、勝新バージョンと、北野武バージョンから選択が可能であるという心配り。


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コンテナにひとだかりができる。ただしこの作品は、コンテナの中に入って座頭市をみるもの。10人くらいの人が『こんな狭いことろで座頭市』を堪能したところで撤収。


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最後まであんまさんの状態ではけていかれた。


涙がでた。


着替えた洋服や小物を入れていた袋なども、自分たちで持ち帰る。ミラクル☆パッションズ、10/10と11に公演を行うようで、激しく楽しみ!

誕生会

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ゼミ生の誕生日。なので無限ケンタッキーと、具材持ちより手作りケーキをテーブルに並べる。クラッカーでお出迎えし、こういった誕生日のような機会じゃないと食べないチキンを咽頭から注入。


学会の準備が8割方終わったので、肉がうますぎた。


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墨東まち見世2009 web 完成

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墨東まち見世2009」のweb始動!



9月1日から12月6日まで開催される、墨東まち見世2009に正式に関わることが決まった。その仕事のはじまりは、web制作。デザイナーによるデザインのもと、ゼミ生(3年生)の関郁恵さんメインで、木谷理彩さんとともに、具体化していった。


もともと実力のある学生さんだけれども、プロのデザイナーとのやりとりを経験できたことは非常に大きいと思う。寝ずの作業、本当にお疲れさまです。



webは、墨東エリア在住の方以外に向けた「アウトリーチ」の宣伝媒体でもあるけれども、同時に墨東エリアの方々向けの、「インリーチ」として響くものにしていければと思う。


近所で行われているアートイベントを、住人にとって「気になるもの」にしたい。ちょっとのぞいてみようかな、と思えるような情報発信をしたい。まちが常に胎動している様子を可視にするべく、議論の上、トップページはブログにした。


日々更新される情報を伝えられそうだし、まちなかで突発的に「明日こういったアートイベントやります」といった告知は実際に多そうだ。


こういった実践に参与できるとは、激しく興奮する。



とにもかくにも、公開状態までこぎつけられてよかった...。

ゼミ合宿

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強く願い続けてきた。ゼミ合宿で西伊豆の松崎にいくことを。
東名で料金を払った。ゼミ合宿で西伊豆の松崎にいくために。



地元民も誰も来ない海でひたすら泳いだ。素潜りでエイをおいかけ、クラゲにおでこをやられた。


風で砂が舞降る中、BBQを決行した。じゃりっとくる国産豚に夏の終わりを教えられたエンドレスサマー。


花火も消費した。5連発が最高にクールだった。リア充らしく、花火でゲンジボタルごっこもできた。


エンドレスの宴会をした。スーパーをはしごしてあほほど買った食材は、つまみと朝飯で消費してやった。私メインで、ゼミ生とともに料理をした。私の飯に「うまい」といってもらえた。ゼミ生のためなら、いくらでも作る。



とても1泊2日とは思えない濃密でかけがえのない時間だった。バカには見えない勉強がたくさんできた。

コミックマーケット76

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普通にコミケに買い物に来ている方々には甚だ迷惑なことだろうが、ゼミのオタ、腐女子、それ以外とともに、ゼミの課外授業としてコミケに行ってきた。今年は3日間で56万人の集客だったとのことで、それを聞いてなおさら申し訳ない。


ゼミのプロジェクトで、レキジョ向けコンテンツ制作にあたっている男子学生に、少しでもその腐の力量を感じてもらいたく企画した意味合いもある。



とはいえ普通に西から学生が買ってまわり、企業ブースから牛歩で外のコスプレ会場へ。そしてさらに東へ。「本番はバサラ/ヘタリアの2日目」と言いつつも、やはり見てしまうと購入したくなるようで、わっしと大量の同人誌が入った袋をつかみ闊歩するゼミ生が微笑ましい。ゼミも安泰。


これまでの腐女子インタビューでお世話になり続けた方々にご挨拶できたし、10月に開催されるオンリーイベントにスタッフとして参加する学生さんを面通しできたのは大きかった。



サイゼリアもTFTもどこもかしこも人で溢れていたので、大井町まで移動して飯を食い、翌日の買い物リストを作成し、戦利品をチラミする。


そんなどこにでもあるような、くそ暑い夏の一日。自分が、とても臭かった。コミケ臭舞う、8月の田園都市線。


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第3回モバイルコミュニケーション研究会

情報通信学会の「モバイルコミュニケーション研究会」の集まりに参加してきた。会場は東京駅すぐのサピアタワーの中にある関西大学東京センター。


話題提供はNTTドコモコンシューマサービス部の前田義晃さんと、慶應義塾大学政策・メディア研究科の天笠邦一さんの二人。発表内容は以下の通り。



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第一報告「コンシェルジュ携帯電話について」
前田義晃氏(NTTドコモ コンシューマサービス部 ネットサービス企画担当部長)


第二報告「少子化時代のモバイルコミュニケーションの可能性−子育てサポートネットワークの構築・維持におけるケータイの役割と効果−」
天笠邦一氏(慶應義塾大学大学院、政策・メディア研究科)


 近年、携帯電話の新しいサービスが次々に登場している。その中のひとつが携帯電話のコンシェルジュ化であり、携帯電話が秘書や執事、コンシェルジェになるサービスとして注目を集めている。それは、ユーザーの趣味趣向に合わせた情報を携帯電話に自動的に配信・更新してくれるサービスである。契約者も順調に拡大しているという。


 第一報告として、NTTドコモ コンシューマサービス部ネットサービス企画担当部長の前田義晃氏を迎えて、同社の携帯電話向けサービス「iコンシェル」について、サービスの概要と今後の展開についてご報告をお願いする。


 コンシェルジュ化は携帯電話による生活行動支援であるが、携帯電話の普及は子育てを取り巻く社会的な環境を一変させた。特に、子育てや家事を行いながら、相手の状況にも気を遣わず連絡を取り合うことが出来るケータイメールやモバイルSNSは、子育て中の母親たちに広く受け入れられ、子育てにおけるコミュニケーション環境に革命をもたらしたといえる。


 第二報告では、天笠邦一(慶應義塾大学大学院、政策・メディア研究科)に、未就学児を持つ親を対象に行った量的・質的調査からケータイ利用によって子育てという社会的実践に起こった変化について報告をお願いする。
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DoCoMoのトルカを使ったサービス、iコンシェルのサービス展望について詳細にうかがうことができた。DoCoMoのシェアは現在52%で、そのうち %がiコンシェルを契約しているとのこと。


iコンシェルは、登録しておけばエリアや時間に関連した情報を端末にプッシュしてくれる。すでに2008年度の数値で、DoCoMo利用者は1日平均57.6PV(ページビュー)たたきだすとのこと。


PVなので、何かサイトを開いてどっかリンクを押すたびに数値はのびていくのだが、一人あたり57.6/日という数に驚いた。モバイルでmixiなどのSNSを利用している若者などであればかろうじて理解できるけれども、DoCoMo利用者は中高年層も他のキャリアにくらべて多い(と思う)。私が勝手に想像していたよりも、はるかにモバイルリテラシーは高いし、モバイルで情報収集するのは老若男女に普及している。


このようなケータイ利用状況であれば、より簡単に情報が受け取れるiコンシェルは、解約率も低いまま利用者が増えていることにも頷ける。



天笠さんの発表は、子育て支援センターのような、育児中の親が子を連れて自由に出入りできる施設でのエスノグラフィと、幼稚園保育園で実施した未就学児を持つ親へのアンケートの結果報告。


子育て支援センターでのエスノグラフィが特徴的だった。あわせて同じ市内で量的な質問紙を700人以上に実施しているので、質的調査で得られた知見の裏付けもできそう。


子育て支援センターには、曜日や時間の制約はあるものの、誰でも好きなように参加できる。担当の職員もいて、適宜指示をすることもあるようだが、基本的には親どうしのコミュニケーションの場で、子どもは自由に遊んだり寝たりしているようである。


出入りが自由とはいえ、ものすごい人数でごったがえすことはない。また、「顔見知り」の関係が構築されてきて、グループによってはmixiのコミュニティで連絡をとりあって集まったりもしているようだ。


そうなると、完全な開放性をもった場とは言い切れなくなる。非常にゆるい閉鎖性を伴う場になるように思えた。育児支援関連施設は、そういう場であると思う。


mixiで集まった10名弱の母親は、特にみんなでわいわい騒ぐわけでもなく、淡々と子どもとともに過ごしているようである。母親どうしの会話も敬語。mixiのようなメディアが育児に入り込んできているのは今日にはじまったことではないだろうが、子育て支援センターの持つ(情報)空間の構造=アーキテクチャが、mixiのアーキテクチャと重なるようにも見えた。



子育て支援施設のようなリアルな空間では、次第に顔見知りの関係ができて、ゆるいながらもメンバーシップを獲得することができる、と思う。最初は誰かの知り合いだとか、そういったツテがあった方が入りやすい。非常にゆるいながらも、心地よい閉鎖性が構築される。


そんな心地よいリアル空間の閉鎖性は、バーチャル空間に広がるmixiの心地よい閉鎖性とも重なる(ように私には見えた)。


どんなリアルな(社会情報)空間の構造に生きているのか、ということと、バーチャル空間で利用しているアーキテクチャが似ているように見えて、それがユニークだ。どんあメディアを選択してコミュニケーションをとるかということが、その人が生きているリアルな(情報)空間のアーキテクチャに依存しているように思えた。



また、母親へのインタビューで、「オフ会」という言葉がでていたのも興味深い。「オフ会」というと、例えば2ちゃんねるだったり、もしくはオタク的なネット上の活動との親和性を想起する。


ちゃんと調査していないけれども、一昔前のオフ会は、ネット上のアイデンティティとともに形成される集まりだったように思う。オンラインのアイデンティティのまま、オンラインの知り合いとリアルな空間でコミュニケーションをとるための集まり、として認識していたように思う...


しかし子育て支援センターの事例はじめ、各種オタクなどの今日的なオンライン/オフラインのアイデンティティマネジメントをみると、リアルとバーチャルの区分が比較的薄い。程度の差はあれ、オフラインのアイデンティティをどこかで引きずりつつ、オンラインでのアイデンティティを形成しているようにみえる。


オタクだけではなく、一般の人でも、リアル/バーチャルのハイブリッドな空間に否応なく生きながら、アイデンティティをコントロールしているのではないかと思い、非常に刺激的だった。

神奈川県教員研修

善行にある神奈川県総合教育センターで、「メディア・リテラシー研修講座」を担当してきた。



昨年度も慶應義塾大学の加藤先生と担当させていただき、今年で2年目。神奈川県内の小、中、高、特別支援校の夏休みの研修コースの1つ。


午前中にメディア・リテラシーに関する講義を40分×2。午後は1グループ4-5名で60秒から120秒で「お題」に沿った映像を作成するという実習。


「善行」、「国道」、「カレンダー」、「夏休み」、「思い出」、「デート」のお題の中からグループで1つ選び、グループワークを経て実際の撮影へと散ってもらう。



当日は結構な雨だったので、屋内のみの撮影でいけるネタが多かったけれども、雨の中頑張って外に出かけてくれたグループがいくつかあった。出かけたからこそ、歩きまわったからこそ見えた/分かったコトが映像におさめられていて、感動。



昨年度は同じ課題をSFCを会場にして行った。SFCは、当然、研修に来られる学校の先生方にとっては「アウェイ」で、映像にもその「アウェイ」感があらわれていた。


SFCは比較的オープンなキャンパスだけれども、やはりアクセスできる範囲(アクセスしていいかどうかが明示的な範囲)が限定的で、そういった場の認知の仕方が60秒前後の映像に反映されていた。


でも、神奈川県総合教育センターは、先生たちにとっては「ホーム」なんだということが映像からムンムン伝わってきた。圧倒的にアクセス可能な範囲が広く、「こんなとこまで入っていいんだ...」というところまで映像にあふれていた。


研修で何度か来ているところではあるのだろうが、映像って、否応なくその場と撮影者との関係性だとか、認知の仕方が端的にあらわれて、あらためて興味深いと思った。