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コミックマーケット76

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普通にコミケに買い物に来ている方々には甚だ迷惑なことだろうが、ゼミのオタ、腐女子、それ以外とともに、ゼミの課外授業としてコミケに行ってきた。今年は3日間で56万人の集客だったとのことで、それを聞いてなおさら申し訳ない。


ゼミのプロジェクトで、レキジョ向けコンテンツ制作にあたっている男子学生に、少しでもその腐の力量を感じてもらいたく企画した意味合いもある。



とはいえ普通に西から学生が買ってまわり、企業ブースから牛歩で外のコスプレ会場へ。そしてさらに東へ。「本番はバサラ/ヘタリアの2日目」と言いつつも、やはり見てしまうと購入したくなるようで、わっしと大量の同人誌が入った袋をつかみ闊歩するゼミ生が微笑ましい。ゼミも安泰。


これまでの腐女子インタビューでお世話になり続けた方々にご挨拶できたし、10月に開催されるオンリーイベントにスタッフとして参加する学生さんを面通しできたのは大きかった。



サイゼリアもTFTもどこもかしこも人で溢れていたので、大井町まで移動して飯を食い、翌日の買い物リストを作成し、戦利品をチラミする。


そんなどこにでもあるような、くそ暑い夏の一日。自分が、とても臭かった。コミケ臭舞う、8月の田園都市線。


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ゼミ8ぱつめ。

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主人公、春日望美は普通の高校生の少女でしたが、不思議な少年との出会いにより、...源平の合戦が繰り広げられる異世界へと時空移動してしまいます。


そこで源氏の軍に保護された主人公は、...怨霊を作り出し操る平家との戦いに巻き込まれていきます。


...立ち向かう主人公には、「八葉」と呼ばれる男性たちが協力してくれます。物語が進むにつれて、主人公は次々と八葉たちと出会い仲間になっていきます。


...主人公は決意します。過去へと遡り、悲劇の運命を変えて仲間や大切な人を助けようと。ここから、主人公の時空を超えて叶える恋の戦いが本当に始まるのです。


ー 『遥かなる時空の中で3』


僕らがよく経験する日常を題材にした「運命を変える恋愛アドベンチャーゲーム」だが、この手の「歴史要素」が含まれたゲームがだいぶ前からアツい。



「歴女:レキジョ」(=戦国武将好き、歴史好きの女性)という言葉が巷間に流布して久しいが、『遥かなる時空の中で』や、『戦国BASARA』で遊んでいる人々が目につく。ここ1-2年のコスプレ調査(コスプレを愛好する人々に対する調査)でもBASARAをやたら目にすると思っていた。ちょっとググってみると、相当売れている様子。


http://ascii.jp/elem/000/000/411/411322/


http://news.dengeki.com/elem/000/000/153/153522/


例えば今年の4月に発売されたBASARAの、4月第2週週間売上は推定8.8万本で、2位以下に大きく差をつけている。例えばこのタイトルには、伊達政宗、毛利元就、織田信長、明智光秀、上杉謙信、猿飛佐助、...と、実に多様な歴史上の人物が出てくる。そして大半はイケメン。


各種舞台設定や人物設定は、「史実」から見れば荒唐無稽、ただし武器持ち男が好きな方々のココロを絶妙にしとめて離さない。ものすごく正鵠を射るキャラクター設定となっている。



この武器持ち男どものキャラにはまり、聖地巡礼(舞台となっている場所に実際に行ってみる事)したり、関連商品を購入したり、二次創作の対象にしたりしようと衝動に突き動かされる。


例えば戦国BASARAなどは戦闘におけるコントロールが比較的容易であり、格ゲーに精通していない女子でも先に進めやすい。それゆえ格ゲーを愛好する一部の男性ゲーマーからは「くそゲー」と位置づけられてしまう場合もあるようだが、プレイヤーは設定されているキャラクターの消費に邁進することが可能となる。


これは素晴らしい舞台だと思う。



主にレキジョ、または武器持ち男好きの女性の衝動を突き動かすような仕掛けを、この1年で考えていきたいというアイディアが今日のゼミで発表された。場所やどんなキャラクター=歴史上の人物なのかは詳述できないけれども、興味深いネタだと思った。


グループによるプロジェクトなので、このアイディアで進むと決まったわけではない。グループ内で他により良いアイディアが出た場合でも、この歴史を用いた遊びのデザインはいずれやってみても面白いと思う。

半生キャラ

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コスプレ論文執筆の一環で、重要なインフォマントのBanriさんとお会いした。インフォマントの属性の確認だとか、インフォマント(レイヤー)どうしの関係をソシオグラムにあらわすための作業にご協力いただいた。

インフォマントが好きなジャンル、象徴するようなコスプレや同人趣味を聞いていたのだが、その一つに「半生(はんなま)」というものがあった。知らない事がまだまだ多すぎる...。

半生とは、読んで字のごとく「はんぶんなま」な対象を指す。実在するタレントなどがヤオイの対象となる場合、それは「ナマモノ」扱いされ、創作上危険を伴うとするのが腐女子業界では常識であろう。

では半生とは?Banriさん曰く、仮面ライダーのような実写の物語などがそれにあたる。仮面ライダーは架空の存在だが、それを演じているもしくは「中に入っている」のはナマモノの人間(俳優)、...なのでハンナマ。仮面ライダーのような変身アクションヒーローものなどを愛好し二次創作に向かう人たちは、ハンナマ・ファンとなるわけである。

帰宅してハンナマ検索かけたら、wikipediaのナマモノ頁にハンナマ定義ををきちんと記述していた。「編集され増殖する知」にまた驚いた。

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生モノ(なまもの)とは、同人誌やドリーム小説において、タレントやスポーツ選手など、実在の人物を題材にしていること、および題材にして制作された作品を指す隠語。特にやおいのジャンルで使われる。生モノの歴史は古く、80年代には既に同人誌即売会において「芸能」ジャンルの販売スペースが設けられていた。

実写ドラマ・映画などを題材にしている作品は、登場人物自体は架空であっても、実在の俳優が演じているため、「半生」などと俗称されることがある。(wikipediaより)
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FANIME - Others

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Cosplay2:

Fanimeで見つけたアメリカ・コスプレの現在形。

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チビナルト。リクエストしたらちゃんと印を結んでくれた。

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ルフィ。割といいかも。

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私が一番いい!と思ったのはこのゴーストバスターズ。背面も含めて相当凝ったつくりになっていたし、このレイヤーさんの個性も抜群によかった。

このサイトに割りとたくさんfanime2007コスプレ写真がアップされていた。他にもたくさんあるだろうけど。

Trader's room:

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「企業ブース」といった感じのところ。とはいえ、メーカーやアニメ製作会社とかが出店しているわけではなく、アニメグッズの小売を取り扱っている店や、同人活動発のブランド店舗が出店している。

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普通に小さい箱フィギュアが売られていたり。相場は日本の価格の+200円-300円増し。

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いろんなグッズ、コレクターズアイテムが販売されていたり。

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かなり限定的、出品店舗もわずか2店舗、そして無限に高値がついているが、日本で仕入れた同人誌を販売しているブースも存在する。通常の新刊600円レベルの同人誌に$20、$30という値がついている。

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中にはヤオイ同人誌コーナーもあり、ここは結構あさっている腐女子がおりました。ただし当然ビニールの袋に包まれており、中身を確認して買うことはできず。

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こういったフィギュア作成キットやパーツ、あとはコスプレ衣装なども販売されている。全体的な様相としては、秋葉原ラジオ会館3F~5Fあたりの雰囲気。

FANIME - Masquerade

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内容はFanimeなので5月下旬のものです。

Fanimeだけでなく、米国の数多あるオタクコンベンションで行われるのが、マスカレード(Masquerade)と呼ばれるコスプレイヤーによって繰り広げられる寸劇。Fanimeくらい規模の大きいコンベンションとなると、その会場は驚愕するほどでかいホール。

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会場まで続く長蛇の列。コスプレした人も多い。
軽く500-600人は並んでいたのではないかと思われる。

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この会場で、4-5時間位、1組3分-5分程度でコスプレイヤーのシロウト寸劇が展開される。会場は通常のコンサートホールで立ち見もいる超満員。写真はマスカレード本編前のステージ。津軽三味線で「セーラームーン」のオープニングを演奏すると、会場が異常なまでの盛り上がりをみせたので驚いた。

Download file

例えば鋼の錬金術師コスプレイヤーチームの寸劇(重いので15秒のみ:mpeg)。そのアニメ・マンガの重要なシーンやコラージュしたものをミュージカル仕立てにステージ上で再現します。繰り返しますがシロウトです。それを1000人規模の聴衆が喝采とともに鑑賞し、しかもそれが5時間くらい続くのです。アニメの寸劇が多いのですが、スタートは空手パフォーマンスだったり、日本のアニソンを元気よく歌いまくるお姉さん(何かのコンベンションのkaraokeコンテストで優勝したか何からしい)がでてきたり、様々です。でも5時間は辛いかも...

会場へ行く途中、懸命なまなざしで動きを確認しているコスプレ集団を発見しました。オタクの表現活動の文化的な違いを目の当たりにしました。

LA Otaku tour

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USCの学生さんであるBrendanにお願いして、LAの中でアニメ・マンガオタクが行きそうなところを案内してもらった。エリアは、PicoとWestwoodのインターセクションのあたりと、日本人街Sawtelleエリア。Westwoodの方には、日本でもおなじみGamers、Barnes&Nobleというマンガにもかなり力を入れている本屋、オタグッズ満載のホビーショップがある。

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ただしなんとも運の悪いことに、行ってみたらGamersは閉店、本屋のBarnes&Nobleは改装中で6月27日まで閉店、ホビーショップは移転とのこと...オタが締め出しを食らっているのだろうか。No more OTAKU? We need OTAKU.

特に本屋を見てみたかった。英訳された日本のマンガが多数あるとのことだが、どんな層のどんな人が来店して床に座って読み耽っているのか、観察しておきたかった。残念。

その後、Sawtelle×Olympicへ。ここは何かと足を運ぶ日本エリア。日本食スーパーやレストラン、ラーメン屋、本屋などなどたくさんあるエリア。ここではとりあえずいわずと知れたGiant robo(2号店にはじめていった)へ。オタグッズというよりも、日本文化=サブカルチャーと認識した感じの品揃え、ちょっとおしゃれな日本文化好きのアジア系アメリカ人に大人気のお店。ちょっと人とは違う嗜みとして、ガチャポングッズや日本の玩具を欲する人のお店となっている。よく見ると、その中に綾波レイが埋もれていたりもするのだが。

真のオタが来るような店ではない。
LAの場合は、真のオタは純粋に引きこもってサイバースペースで暗躍する。

Brendanによれば、米国の高校や大学にもアニメクラブはあって、多くは中学高校時代からアニメクラブで日本のアニメ文化に触れる(無限に視聴する)。そして、漢字が読める利点から中国系アメリカ人のアニメオタクはファンサブに走ることが多い。ファンサブは中学高校から既にトランスレーターやクオリティチェッカーとして活動する場合も多く(勿論タイマーのような事務的作業の場合も多い)、ファンサブをやっている、ということはオタ業界において評判を得ることにつながるそうである。洋の東西を問わず、オタの第一線は中学高校時代であるようだ。ファンサブは数人のコミュニティで行う実践なのだが、大人(大学卒業した人だとか)はファンサブコミュニティのマネージメントを司ったり、カラオケパートで技術を提供したり、お金のかかる作業をしてあげたりということで関わる。

何となく入った日本食レストランが美味しかったのでメモ。

JAPAN BISTRO

2121 Sawtelle Blvd
Los Angeles, CA 90025, USA
(310) 445-2522

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ポークカツ定食

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デミグラスソースのオムライス


近所にある
Sawtelle Kitchenにもいつか行ってみたい。

2024 Sawtelle Blvd
Los Angeles, CA 90025, USA
(310) 473-2222

Fanime - Yaoi Night

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FANIMEの深夜枠で盛り上がっている会場の1つに、ヤオイナイト(Yaoi Night)がある。スラッシュナイトじゃなくて、ヤオイナイト。米国のスラッシュと日本の「やおい」はほぼ同意だが、FANIMEのようなお祭において、やおいは「腐女子のパーティ」といったような解釈に思える。

Yaoi Nightでも、特にやおい的な映像をみんなで鑑賞したり、カップリングやジャンルの萌え話をしたり同人誌を読み漁るわけではない。でも夜の9時頃から始まって、永遠に続く。何をやっているのかは会場に入ればすぐに分かるのですが...

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!!!

そこには上半身裸の男子(中に数名好青年が含まれていました)。それを歓声とともに包み込む腐女子、腐女子、腐女子。ヤオイナイトは腐女子のためのお祭り。腐女子はナンバーの書かれた「抽選クジ」のようなものを買い(1つ2-3ドル程度)、司会が当選番号を読み上げる。あたった人は、前にでて10人くらいいる男子の中から1人好みの男性を選択する。そして、その男性が持っているクジを再度ひき、まずはオタグッズ(セル画やらペンケースやらのアニメイトで売っていそうなグッズ)をゲット。その上で、選択した男性の洋服を脱がせたり、何か指示をだしたりできる。その瞬間が会場が最も盛り上がり、異常な興奮に包まれる。

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見えにくいでしょうが(見えにくい方がいいのですが)、男性が男性によって脱がされて遊ばれている場面です。この取り組みが幾度となく繰り返されます。クジではなくビンゴであることもあるようですが、やることのメインは好青年、美少年を脱がしたり(パンツは脱がされてなかった)、ハグしたりすること。まれに男性どうしのやおい的振舞いを見て楽しんだりする場面もありました。話には聞いていたのだが、生で見るのは初めてだったので、興奮のあまり写真がぶれぶれ。

このようなイベントは日本でははやるだろうか。今回観察したヤオイナイトの男性の中には、おなかまわりがぽにょぽにょした人も含まれていた。日本で同じ企画をする場合、これは明らかに許されないであろう。「美」がないといけない。日本のオタクにおける「美」は、男性だけに限らず男装した女性コスプレイヤーもその対象になるだろう。その意味では、日本版ヤオイナイトの対象は好青年美少年だけに限らないかもしれない。

ちなみに18+指定で、会場に入るのにIDチェックがあります。パスポートを見せて中に入ったら、「わざわざこのために来たのかい」と表情でつっこまれたような気がしました。

FANIME - Music Video Contest

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5月26日の午後1時からは、AMVと呼ばれるアニメーションを音楽にあわせてコラージュするビデオの上映会が行われた。(おそらく)事前に優秀な作品が選択され、4つのカテゴリに分けてそのできばえを競う。観衆は投票用紙を配られ、それに【ACTION】、【COMEDY】、【DRAMA】、【EXPERIMENT】の4ジャンルで優秀作品を決めていく。

このAMVでどのアニメが用いられるかを見ていると、アメリカでの今もしくはちょっと前のアニメトレンドを読むことができる。2007年のラインナップ(AMVの題材となったアニメ)は以下の通りだった。

【ACTION】
1.Fullmetal Alchemist 鋼の錬金術師
2.NARUTO ナルト
3.Haruhi 涼宮ハルヒの憂鬱
4.WOLF'S RAIN ウルフズレイン
5.Kakurenbo かくれんぼ
6.Fullmetal Alchemist 鋼の錬金術師
7.Death Note デスノート
8.Bleach ブリーチ
9.Elfen Lied エルフェンリート
10.Berserkr ベルセルク
11.Gundam Wing ガンダムウィング
12.Slayers スレイヤーズ
13.蒼き伝説のシュート
14.KOF
15.Kingdom Hearts キングダムハーツ

アクションカテゴリなので、結構男子向けのもともとアクション満載のものが多い。中でも鋼の錬金術師は人気だった。キングダムハーツは、アクション以外のカテゴリでも頻出するが、「同じシーンの映像」をいろんなAMV屋が用いるため、観客も少し飽きていた。

【Comedy】
1.Ouran Highschool Host Club 桜蘭高校ホスト部
2.Dead Leaves デッド・リーブス
3.GRAVITATION  グラビテーション
4.Eiken エイケン
5.Ouran Highschool Host Club 桜蘭高校ホスト部
6.Ouran Highschool Host Club 桜蘭高校ホスト部

半分がホスト部。脅威の人気。しかも内容はホモセクシャルを前面に押し出した内容。例えばハニー先輩を中心としたスラッシュ(ヤオイ)だったり。内容だけみれば、日本のヤオイ同人誌という形が、AMVという形になっている。まだまだヤオイは中心的存在ではないと思われるが、美少年同士の恋愛関係を読み解く実践は、少しずつ世界規模になってきていることが伺える。

【DRAMA】
1.MAIHIME 舞姫
2.Lelouch of the Rebellion コードギアス反逆のルルーシュ
3.Fullmetal Alchemist 鋼の錬金術師
4.Utena うてなTVシリーズ
5.LAST EXILE ラストエグザイル
6.LOVELESS ラブレス
7.Rahxephon ラーゼフォン
8.Naruto ナルト
9.Midori days 美鳥の日々
10.Cowboy Bebop カウボーイビバップ
11.CardCapture sakura カードキャプチャーサクラ

もっとほかにもあったような気がするが、冗長であまり興奮しなかった。

【EXPERIMENT】
このセクションで特に面白かったのが、日本のアニメの歴史43年分を、3分44秒で振り返るというもの。石野卓球の軽快な音楽にのせて、300を超えるアニメがフラッシュで次から次へと提示される。観客の反応も相当よかった。その中には手塚アニメや私が子どもの頃に放映されていたようなものも多く含まれていたが、60年代-80年代のアニメではアメリカのオタクはぴくりとも反応しなかった。

オタクたちがいっせいに盛り上がったのが、1992年になってから。それまで静かに視聴していたオタクがどっと歓声を上げたとき、スクリーンにはセーラームーンが映し出されていた。セーラームーンは、彼らにとってはドラえもんのようなもの。マンガやアニメに興味を持つきっかけになった人たち(若者)が、小学生、中学生だった頃に放映されたもの。オタクの多くはセーラームーンの洗礼を受け、そして今この会場に集っている。同様にポケモンの映像の時にも歓声がもれた。そんな時代の人たちが米国オタクの中心層。ほかにも宮崎アニメ、特にもののけ姫のワンシーンでも歓声があがっていた。

中学高校時代というものは、オタクを醸成する上で非常に重要な時期である。

FANIME - Cosplay 1

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ポストがR2-D2。

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5月26日、快晴のサンノゼの空の下、bleachの黒崎一護とルキアとともにFanimeの会場に向かう。会場では朝は8時からレジストレーション開始。Web上で事前登録していたので、それ専用の列に並ぶ。参加費は金曜-月曜の4日参加で$55。当日登録の方は長蛇の列となっていた。

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10分くらい並んで、レジストレーションのところへ。

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会場にいくと、殆どの参加者がコスプレ(8割くらい?)をしており、そこかしこで撮影会が開かれている。カメコ専門の人はほとんど見当たらない。

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ナルトは去年の方が人気だったとのことだが、かなりのコスプレイヤーがいた。

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昨年DVDがアメリカでも発売されたため、bleachのコスプレ比が高い。桜蘭高校ホスト部かbleachが一番人気か。

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ルパン3世と不二子ちゃん、...だと思う。

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とにかくホスト部員が数多く目に付いたのが驚きだった。私も好きなアニメの1つだが、日本的少女マンガの味わいは、世界を超えて染み渡っているようだ。美少年、青年がでてくるアニメであることも重要なことのようで、ロボットアニメ、宮崎アニメ、ポケモン、セーラームーン...を超えて、日本同様ヤオイ傾向が今後伝播する予感。

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しかしよく読みこんでいる。ハーシーのチョコで作ったバラをくれたり。

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通常ハルヒバージョン×制服バージョン×最終話バージョン。

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環からハルヒ(最終話バージョン)を鏡夜がうばう寸劇をしたり。

日本では同人誌を中心にした参加のあり方が形成されるが、総じて、アメリカのオタクイベントへの参加のあり方の中心は、「コスプレ」である。同人誌を描くことでも売ることでも買うことでもない。参加している感覚はコスプレとともに形成される。ちなみに近年ではハロウィンもオタクやアニメ好きにとってはコスプレイベントと化しているようである。fanimeでもコスプレのまま街中やホテルの中を跋扈しており、コミュニケーションの手段となっている。

ここまでコスプレ率が高いと、非コスプレイヤーとコスプレイヤーが空間を共有することになる。日本のイベント、例えばコミケでは、コスプレ会場は同人誌即売会場と離れたところに設置されるため、それほど交じり合わない。このコスプレイヤーの山、一部の非コスプレイヤー、特にファンサブのような実践を日々実直に行っている人たちから見ると、多少理解が難しいようだ。

FANIME 2007 - Overview

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FANIME(@San Jose)と呼ばれる米国オタクイベントでフィールドワーク。ANIMEEXPO(今年はLAのロングビーチで開催)が1番大きなイベントとのことだが、このFANIMEも相当規模がでかい。東京ビッグサイトとまではいかないまでも、大きなコンベンションセンターを貸しきっての4日間。到着してすぐに気づく、日本のオタクイベントとの大きな違いは以下の点。

1. 4日間、24時間不眠不休で永遠と続く(深夜でも早朝でも必ず何かプログラムがある)。
2. 会場が陸の孤島ではない(オタクが世間一般の中を闊歩している)。
3. ほとんどみんなコスプレしてうろうろしている。
4. 同人誌即売会の規模は極めて小さい(同人誌の状況については後日記載)。
5. お祭度合いが高い。

5月25日金曜日の夕方SOUTHWESTでLAXからSanJoseへ。Fairmountホテルに滞在したのだが、コンベンションセンター付近のMarriottやHiltonなどいろんなところがコンベンションと提携してイベント参加者のオタクたちを宿泊させている。米国のオタクに対する許容度が伺える。MarriottやHiltonを、普通にルフィやハルヒ(涼宮)やハルヒ(藤岡)が歩いてる。

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ハルヒが歩いていたり、ほかにも

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いろんな

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人がいます。

例えばメイド喫茶のようなものもあるのだが、イベント内容は以下に大別される。

1. コスプレ(ギャザリング:マンガ・アニメ単位で集合して写真撮影など)
2. 日本のアニメ視聴
3. AMVの優秀作品上映
4. マスカレード Masquerade コスプレしたオタクでかいホールで寸劇
5. 不眠不休のカードゲーム大会、アーケードゲーム
6. ヘンタイナイト Hentai Night/ヤオイナイト Yaoi Night
7. カラオケ karaoke アニソンを歌い狂う
8. ダンス dance トランスで踊り狂う
9. アマチュアアーティスト即売会 同人サークルのようなもの
10.オタクグッズ取扱い店舗即売会 企業ブースのようなもの

とにかく興奮する。 

Tabi for bleach cos

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子供用の足袋も届いた。またまた楽天経由で購入。
店を回らずにコスプレ用品が手に入るのは非常に楽チン。

これでフィールドワーク時のコスプレグッズの収集は終了。

waraji for bleach cosplay

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fanimeでのbleachコスをさらにレベルアップさせるべく、子供用のわらじを楽天経由で購入。販売元はこちら

bleachのコス用だと、普通のいわゆる草鞋がいいのだろうが、それだとさすがに足の裏が痛い、履きづらい、履くのが面倒くさいだろうから、室内履き用の竹皮草履を選択した。値段は1500円。これに足袋着用で、かなりコスプレ精度があがると思う。

bleach cosplay

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米国でのアニメイベントでのフィールドワークのために、5月にfanimeに参加することになった。「参加」といっても、自分がコスプレをするわけではない。場合によっては、ぎりぎり現地調達可能なL×月に扮するかもしれないが。

米国のオタク(日本のアニメ・マンガファン)事情に詳しい人たちと一緒に行くことになったので、非常に理解が深まりそう。

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一緒に行く方のお子さん2名がbleachのコスプレをすることに決めた。そのため、フルオーダーで9000円/1着の死覇装をYahoo!オークションにて落札した。フルオーダーにしては、平均的な値段もしくは若干安価と思われる。ちなみに出展者はこの方

コスプレ用衣装製作専門店の、しかも有名店だと2週間3週間待ちが通常のようだが、入金してから7日で到着した。仕上がりも悪くない。隣国で様々なキャラクターのコスプレ用衣装を一括して管理・製作・出荷しているようである。

(もちろん私には到底自作は無理なのだが、)これを自分で仕上げようとすると、原作読み込んで、型紙そろえて、布を買いに行って、...という相当の労力。ヤフオクなら、もっと安価な品を見つけられるだろうが、子供用フルオーダー2着となると、9000円/1着はありがたかった。

fansub

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米国の研究/オタク仲間から、ほんのちょこっと「ファンサブ」に関する相談を受けた。ファンサブとは、外国の映像作品に手製の字幕をつけたもの、または、その活動のこと。fansub は "fan subtitled" (=ファンによる字幕版)から。ファンサブのほとんどは、日本製アニメに英語等の字幕を付けたものである。(wikipedia)

ファンサブは何人かのグループで実践するのが基本だが、4月からの新作アニメのうち、何を扱おうかという相談である。好きなアニメを選んでファンサブすればいいじゃん、と思いがちだが、そうもいかない。メジャーどころは既に大手(といってもボランティア)ファンサブグループが取り扱っているからあきらめた方がいいし、シリーズが長いのも敬遠したい。

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例えば「コードギアス」。これはもう大手ファンサブグループがやっているとのこと。一方で例えば、日本では割と人気だが米国ではファンサブされていないマイメロ(おねがいマイメロディ)。これは1シリーズが52話まであって無理とのこと。様々な条件が折り重なり、何にファンサブするかが決まっていく。

このファンサブ、相当組織だってなされる。昨年カリフォルニアに行った際、ナルト・ファンサブグループの一人(大学院生)に、ファンサブのやり方を聞くことができたのだが、IRCを使いかなり密なコミュニケーションがとられていた。

ファンサブメンバーは、サクラならサクラ、サスケならサスケと各々担当キャラクターを持ち(話を聞いた人は暗部担当だった)、そのキャラクターのセリフを「米国オタクにとって自然な英語」に「翻訳」していく。ちなみに術や独特の言い回しはそのまんま。写輪眼はsharinganでオッケー。このあたりのルールも難しい。

日本でアニメを録画する人、ラフな英訳をつける人、ラフな英訳を洗練された英訳に修正する人、...ほんの一端だが、体系化され、組織だったオタクコミュニティを見ることができた。英訳は修正の度ごとに何度もFTPされ、メンバーがそれを見て微妙に修正していく。

ナルトほどの人気アニメとなると、いくつかのファンサブグループが活動をしている。その中でも、階層というか、コミュニティの差異がある。

例えば、サブタイトルがつけられたアニメを、スピード勝負でサブタイトルつけてyoutubeなんかにポーンとあげちゃうようなぐループは、オタクからはあまり好まれない。可能な限り時間をかけ、きちんとしたオタク仕様の英訳をつけて、しかるべきサイトにアップするグループの方が好感がもたれているようだ。こうしてコミュニティどうしの社会的位置やコミュニティの特徴が眼に見えるようになる。

さて、今日相談されたファンサブの対象は何になるか。腐女子にも人気であろう執事コメディ「ハヤテのごとく!」も候補になっていたし、学園モノ「ひとひら」もあがっていた。

オタク研究で有名なHenry Jenkinsは、過去の「一方的に受容するオーディエンス」というオタクの存在は、youtubeやら画像処理ソフトその他やらを伴いながら、「意味を生成するオーディエンス」という存在に変容したと説いた。ファンサブはAMV同様、意味や価値を生成するオーディエンスの実践であり、その意味で興味深い。今後、米国オタク理解の一端として、ファンサブ実践の理解を進めていきたい。

AMV

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日本なら同人誌、米国はAMV(Anime Music Video)。日米のオタク創作活動の基本。

日本にもMADと呼ばれる文化があるが、映像編集がからむオタク実践は米国の方がはるかにすごい。日本人のオタクは幼少期からすばらしいお手本=日本のマンガに触れて、それを模写してきたため(勿論それは画力がある理由の1つにすぎないが)描画の皆スキルが高く、同人誌の質は恐ろしく高い。

一方でアメリカでは、画力のあるオタクは日本にくらべて少ないが、彼らはインターネットとコンピュータを初期から取り込んだ(のだと思う)。そして、米国のオタクはデジタル処理されたAMVをわんさと製作し、そのストーリー構築や編集スキルで競い合い、評価を受ける。

以下は、AMVの中でも1番気に入っているタイトル、「The Race」。初めて目にしてからもう1年くらい経過しているし、いろんなところで紹介されているタイトルだけど、もし見ていない人がいたら是非。

#なぜかニコニコ動画にのっているThe Raceが最も高画質だった。

The Race

JR発車音

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JR発車音メドレー

ニコニコ動画で見ることのできるJR発車音メドレー。第2弾もでましたね。電車の発車音、特にJRの多様性は興味深い。こんなのわざわざ聞きたくないという人もいるだろうが、そんなに電車を使わない人や転勤で関東を離れた人にとっては、聞いていて楽しいし、懐かしさを喚起してくれるものになる。音は文字よりも記憶や感情の想起を促すし。

鉄道には多くの「見るべきポイント」がある(と思う)。先月、鉄道愛好家の人に請うて、一緒に湘南新宿ライン大宮-横浜間(往復)を先頭車両の運転手すぐ後ろに陣取り、そのポイントを教えてもらった。カントや速度制限、停車位置...を示す各種標識、レールの複雑なポイント、貨物線(湘南新宿ラインその他は貨物の路線使用)ならではのトリビアルな情報。私ごときだと、(かなり有名であろう)原宿駅付近の皇室専用駅舎についても、存在には気づいていたが「意味」までは理解していなかった。この駅舎をはじめ、鉄道運行上の様々な意味を知り、興奮を覚え、違った「鉄道の姿」が見えるようになってきた(ほんの少し)。自分が精通していない分野に長けたコミュニティ、人の見る「現実」を垣間見る経験は非常に楽しい。鉄道の意味を少し理解するだけで、鉄道を利用する楽しみが何倍にも拡がる。混雑時などの苦痛すらも少し軽減する。

鉄道愛好家の見る「現実」を、鉄道を利用しながら聞きかじりたい。鉄道コンシェルジュが欲しい!と思いポッドキャスティングを探すも、めぼしいものは見当たらなかった。電車による移動という時間に、聴覚を通して異なる視点、異なる現実を何らかのメディアが見せてくれれば、そこに新たな経験を構築する可能性があると思う。